ヴォイニッチの科学書 |
2005年 08月06日更新 | 試験管の中で頭ができました。
臓器を作るために四苦八苦しているように見える最近の最新科学ですが・・・実は試験管の中で頭もすでにできています。ポイントは「アクチビン」と呼ばれる物質です。カエルの受精卵におけるアニマルキャップと呼ばれる細胞の集まりにアクチビンと呼ばれるサイトカインの一種を作用させるとその濃度によって様々な臓器を作り出すことができますが、さらに細胞の培養条件を工夫することによってオタマジャクシの頭や下半身を作ることができました。 | | |
| |
|
2005年 07月23日更新 | Chapter73 シリーズ今週の人工衛星
・スロッシュサット・フリーボ
・すざく | | |
| |
|
2005年 07月09日更新 | chapter-72 ディープインパクト子機、テンペル第一彗星に衝突成功
ディープインパクトは2005年1月にNASAが打ち上げた彗星探査機です。アメリカ独立記念日の7月4日、24時間前に切り離されたその子機が自動操縦で見事テンペル第一彗星の核に衝突しました。
彗星の核は太陽系が誕生した頃の物質の状態をとどめているとかんがえられています。そこで、子機を彗星の核に衝突させてクレーターを作り、核から宇宙空間に飛び散った物質や衝突後のクレーター内部の様子を親機が観測することによって太陽系がどのようにして生まれたのかを探ろうとしています。 | | |
| |
|
2005年 07月02日更新 | Chapter-71 「オゾンの現状について」
フロンがオゾン層を破壊することが明らかとなり、モントリオール議定書(1987年)とそれに続くロンドン改正(1990年)、コペンハーゲン改正(1992年)、北京改正(1999年)によってオゾン層保護対策が進められています。
オゾン層の役目は太陽からの有害な紫外線を吸収し地球上の生態系を保護することにありますので、オゾン層が破壊されると人間の場合は皮膚ガンの増加などの形で影響を感じることができます。
今回はオゾン層の減少にたいしわたしたちがたてた対策が現在どの程度効果を上げているかについて紹介します。 | | |
| |
|
2005年 06月25日更新 | Chapter70「刺さないミツバチの完成」
蜜やろうを取るための養蜂において日本ではセイヨウミツバチ、トウヨウミツバチの2種類が飼育されています。今後は受粉を手助けするポリネーターとしての活用も期待されていますが、問題点は「刺す」ことで、このために養蜂家は常に危険にさらされていますし、一般の農家への導入は遅々として進みません。
日本の研究者らが9年前に日本のミツバチ遺伝子を改変することによって刺さないミツバチを作り出すことに成功しました。その後改変された遺伝子の研究などが進展しましたので最新の情報も交えて刺さないハチについてお話しします。 | | |
| |
|
2005年 06月11日更新 | Chapter69 量子テレポーテーション
光が粒子である性質を利用して3者間の量子テレポーテーションに東京大学の研究チームが成功しました。これは将来の全く新しい情報通信システムの構築や量子コンピューター開発へとつながる技術です。 | | |
| |
|
2005年 05月28日更新 | Chapter 68 今週はこネタ集です。
・宇宙ステーション補給機 HTV
・月の引力が地震を誘発
・体内時計の遺伝子ネットワーク
・日射少ないと消化器ガンが増える
・副甲状腺の元はエラ | | |
| |
|
2005年 05月21日更新 | Chapter-67 慢性疲労症候群
普通に生活していた人に突然原因不明の倦怠感、微熱、頭痛、筋肉痛、精神神経症状などが起き、6ヶ月以上連続してあるいは断続的にこの状態が続いて健全な社会生活が送れなくなる疾患で、運動が原因ではなく休息を取っても回復しないのが特徴です。
今週はこの慢性疲労症候群についてその原因の一つといわれているウイルスとの関与を中心に紹介します。 | | |
| |
|
2005年 05月14日更新 | Chapter-66「3750年前のミイラ」
早稲田大学エジプト学研究所の調査隊は2004年12月22日から2005年1月14日にかけて、エジプト・アラブ共和国、ダハシュール北遺跡における第10次発掘調査を実施し、1月5日に未盗掘の木棺とその中に納められたミイラを発見したとのことです。
この木棺を開いてみたところ、ミイラには亜麻布を漆喰で固めたマスクがかぶせてあり、その上から全身を真っ白な亜麻布でつつんであったのだそうです。この亜麻布はまだすべてはがされておらず、ミイラの状態なども一切わからない状態で今後の研究が待たれます。
今週は古代エジプトの歴史を簡単に紹介し、この未盗掘の墓から発見された遺物について紹介します。 | | |
| |
|
2005年 05月07日更新 | Chapter-65「炭酸飲料好きも遺伝子が決める」
味覚の受容体はタンパク質でできていますので、当然その働きは遺伝子によって支配されています。従って、その遺伝子の変化は私たちの味に対する感度に影響を及ぼしています。今回、Monell Chemical Senses Centerの研究者らが味覚と遺伝子の関係について研究を行いました。 | | |
| |
|
>>次へ |