ヴォイニッチの科学書 |
2005年 12月31日更新 | ヴォイニッチの科学書スペシャル
Chapter-90 「平成17年版 科学技術白書」を読み解く
http://obio.c-studio.net/science/090.htm
科学技術白書とは科学技術基本法に基づき、科学技術活動の動向、科学技術の振興に関して高じた施策を報告し、今後の科学技術振興の方向性を示した文書で、平成17年版は2005年6月10日に報道発表されました。
科学技術に関する知的国際競争は欧米先進国のみならず、中国や韓国なども含めて激しさは増しているため、日本においても科学技術力を一層高めることが求められています。また、日本国民の科学技術に対する関心の低下については科学技術白書の中では科学技術の高度化・細分化に伴って理解が困難になっていることに加え、科学技術の成果が国民の間に深く浸透したためにかえって意識しにくくなっているとも指摘しています。これをふまえ、平成17年版科学技術白書では具体的な事例や研究者、研究施設について詳細にかつわかりやすく解説することも試みられています。 つまり、科学技術白書は先端技術に関与している産官学の関係者だけではなく、一般の国民にも読んでもらうことを希望している報告書です。しかし、実際にこの報告書は400ページ近くもあり、表現や図表の理解にある程度の知識を求めていることも事実です。今回のヴォイニッチの科学書スペシャルでは科学技術を読み解くきっかけになればと考え、平成17年版科学技術白書の要点を解説したいと思います。 | | |
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2005年 12月24日更新 | Chapter-89
http://obio.c-studio.net/science/089.htm
理化学研究所が温度が上がる縮む新物質を発見
地球外生命体を探索するSETI@Homeが正式に終了
インクジェットプリンター技術で移植用人工骨を作成
3メートルの"連結"クラゲ 国際海洋調査で発見
増え続けるHIV感染者
ネコ形天体発見 | | |
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2005年 12月17日更新 | Chapter-88 惑星探査機パイオニアが謎の減速
http://obio.c-studio.net/science/088.htm
惑星探査機パイオニアの飛行速度が謎の力によって遅くなっていることがわかりました。
パイオニアは1972年10月に打ち上げられた10号と、1973年に打ち上げられた11号がすでに冥王星の軌道の外へ飛び出し現在も太陽系とその外側の宇宙空間の観測を続けながら時速約4万キロで飛行を続けていますが、アメリカジェット推進研究所の天文学者が最近、探査機からのデータを1980年代までさかのぼって調べたところ、10号、11号いずれも飛行速度が次第に低下し、現在は当初予定されていた年間飛行距離よりも実際に飛行できる距離が1万3000キロも短くなっていることを発見しました。 | | |
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2005年 12月03日更新 | Chapter-87 毎月最終週は「サイエンスニュースフラッシュ」
・ESA の金星探査機「ビーナスエクスプレス」打ち上げ成功
・目に移植して角膜の機能を補う2.2倍テレスコープ
・故人の DNAを木に組み込んで生きた墓標に
・さわやかな目覚めのメカニズム解明
・始祖鳥の足の親指はどっち向き?
・予算について | | |
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2005年 11月19日更新 | Chapter-86 学ぶほど頭が良くなる仕組みがわかった
学ぶことで頭をよく使えば学習能力が高まることは経験的に理解できます、そのメカニズムはよくわかっていませんでした。
東京大学大学院の研究チームは脳波の一種であるシータ波が脳内で記憶を司る海馬と呼ばれる部位に到達すると神経細胞が増えることを明らかにしました。同時に神経細胞に分化する前の前駆細胞にもシナプスが存在することが初めて明らかになりました。
その他の話題
・ミネルバが行方不明
・求愛の相手の性も遺伝子が決めていた
・新採用の研究者 25%を女性に
・燃料電池内蔵携帯音楽プレーヤー
・雑誌「サイエンスウェブ」創刊 | | |
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2005年 11月12日更新 | Chapter-85 免疫に関する新発見
・小惑星探査機「はやぶさ」最新情報
・宇宙で一番最初の天体からの光
・宇宙空間にメッセージ
・COCORO METER
免疫に関する新発見
免疫機能の開始を司っているのはこれまで考えられていた免疫シナプスの中心ではなく、抗原提示細胞とT細胞が接着した境界面に泡のようにわき出てくる「ミクロクラスター」とよばれるこれまで発見されていなかった微細な構造が鍵を握っていることがわかりました。また「ミクロクラスター」は免疫機能を維持する役割も併せ持っていることがあわせて発見されました。 | | |
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2005年 11月05日更新 | Chapter-84「第二次ロボットブーム」
○オープニングトーク
・小惑星探査機「はやぶさ」最新情報
・1000万年前の類人猿の化石発見
・親知らずから間葉系幹細胞
○今週の特集
「第二次ロボットブーム」
ロボットは「すごい!おもしろい!」の時代から「どんな風に私たちの生活入ってくるのかな?」の時代へ。エンジニアはロボットの居場所を模索中〜それは万年筆のように身近な存在なのか、ネコのようにちょっと離れた存在なのか? ヒューマノイド商用実用化はまずマネキンから。
○今週の科学な新製品
・放牧牛用GPS
○エンディング
他局の科学情報番組紹介 | | |
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2005年 10月29日更新 | Chapter-83
一ヶ月間の科学的ニュースを振り返るサイエンスニュースフラッシュ
・半草半獣の新種微生物発見
・受精卵を壊さずにES細胞を作ることに成功
・暴力的ゲームは人間の脳を好戦的にする
・人工タンパク質
・マンモスを絶滅に追いやったのは超新星爆発だった
今週の科学な新製品
・飲む毛生え薬
エンディング〜毎月月末は翌月の天体イベント紹介
・11月末にかけて牡牛座流星群 南群極大は3日11時、北群極大は12日18時
・5日から25日は獅子座流星群 極大は17日23時
・母星回帰から7年経過して活動レベル低下 しかも満月付近
・水星と金星が東方最大離角 4日
・小惑星(1862)アポロが地球に最接近 1100万キロ 6日 19:15
・月が地球に最接近 10日 9時 37万0015キロ
・満月は16日
・20時前後、頭の真上にアンドロメダ銀河 | | |
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2005年 10月15日更新 | Chapter-81 ノーベル化学賞
2005年ノーベル化学賞は「有機合成におけるメタセシス反応の開発」に携わった3人の研究者に授けられました。
メタセシス反応は有機化合物の位置が交換される反応です。有機化合物の多くは炭素炭素二重結合を持っています。通常はこの二重結合は安定ですので、二重結合の左右を置き換えるような反応は非常に難しいものです。ところが、ある種の触媒を使用すると、この二重結合が一気に離れて、別の二重結合と片割れと再び二重結合を作る平衡反応が起きることがわかりました。有効な触媒が考え出されるまでは、何段階ものステップを踏んで結合を切り離したり、意図しない反応が起きないように保護をしたりしながら同様の反応を行わなければならなかったものが、ワンステップで反応を進めることが出来るようになり、効率が非常に向上し、無駄な原料を使用する必要や反応を進行させるために加熱する必要などが無くなったので環境負荷の低減にもなりましたし、これまで人工的に作ることのできなかった複雑な分子を合成することもできるようになりました。 | | |
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2005年 10月08日更新 | Chapter-81
2005年ノーベル医学生理学賞とヘリコバクターピロリ
2005年ノーベル医学生理学賞が西オーストラリア大学のバリー・マーシャル教授とロビン・ウォーレン名誉教授に授与されることが発表されました。対象となった研究は胃潰瘍の原因微生物であるヘリコバクターピロリの発見とその後の研究です。 | | |
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