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* ヴォイニッチの科学書
番組アイコン 科学技術コミュニケーター中西貴之とアシスタントBJが最新の科学情報をインターネット放送局「くりらじ」からけっこうわかりやすくお届けするネットラジオ科学情報番組です。
オフィシャルサイトhttp://obio.c-studio.net/science/
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 中西 貴之、BJ

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ヴォイニッチの科学書
2009年
02月21日更新
Chapter-229 ジョージ・ガモフの「不思議の国のトムキンス」
 講義を聴いていたはずのトムキンスさんはいつの間にか眠ってしまっていたようで、ふと目を覚ますとバス停のベンチに座っていました。すると、遠くから自転車に乗った紳士がこちらに向かって近づいてきます。その自転車が近づくにつれてトムキンスさんは驚いて目を見張りました。自転車に乗っている人は自転車ごと進行方向に圧縮して平べったくなっていたのです。
 街の時計台の鐘が鳴りました。時刻は午後5時です。その人は、時間に遅れていることに気がついたのか、ペダルをこぐ足に力を入れました。そうして自転車が加速すると、なんとその人の厚さはさらに薄くなり、ついにトランプの絵札から切り取った人物のように薄っぺらになってトムキンスさんの前を通り過ぎていきました。
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MP3(1部/5.21MB)
2009年
02月14日更新
Chapter-228 ヒラメとカレイの目の位置を決定する仕組み
 ヒラメとカレイは学術的にはどちらもカレイ目という同じグループにまとめられる魚です。カレイ目に属する魚の特徴は体の左右の非対称性が著しいことです。「左ヒラメに右カレイ」といわれるように、ヒラメもカレイも両目が体の片方についており、体の色も右半分と左半分で異なっています。実は、ヒラメもカレイも生まれたばかりの小魚の時までは普通の魚と同様に体の両側に目があるのです。それが、変態期と呼ばれる仔魚中期になると成熟とともに眼球が顔の上を移動して体の片面に並び、その後に体の色も目のある方は黒っぽい色、反対側は白っぽい色に変化します。
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MP3(1部/5.33MB)
2009年
01月31日更新
Chapter-227 シャドーバイオスフィア
 様々な天体観測の結果から、多くの科学者は地球外生命は存在すると考えています。つまり、宇宙で生命が誕生するチャンスは必然と呼べるほどたくさんあると考えられているのです。さらに考えを発展させて、地球のような環境があれば容易に生命が生まれうるとするならば、地球で何度も生命が生まれても良いじゃないか、と考えることもできます。
 それらの私達とは異なる経緯で誕生した生命は、私たちとは全く異なる生命の仕組みによって生きているかもしれません。そのような私たちとは根本的に異なる生命のことを「異質生命体」とよび、それらの生態系をシャドーバイオスフィアといいます。
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MP3(1部/5.15MB)
2009年
01月24日更新
Chapter-226 ジェットコースターの楽しみ方
 ジェットコースターでスリルを味わいたいとき、どこに座ればいいと思いますか?
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MP3(1部/5.24MB)
2009年
01月10日更新
Chapter-225 再び注目される超伝導
 超伝導というは、その性質を持つ特殊な物質が超低温に冷やされた時に、物質の中を電子が何の障害物もなく通り抜けることができるようになり、その結果、電気抵抗がゼロになったり、物質を磁力線が避けるようになったりする現象です。
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MP3(1部/5.15MB)
2009年
01月03日更新
2009年月1月3日 ピンチになると活躍する遺伝子
 微生物の成長記録を付けると、育て始めた頃は菌が周りの環境になじんでいないので一時的に成長が止まったような状態になるのですが、数時間から半日くらい時間がたつと急速に分裂を始めます。その後、ある程度菌がそだつと、培地が濁るペースが落ちてきます。この段階を定常期と呼びますが、このとき細菌は、栄養が不足して菌が飢餓状態に陥ったり、酸素濃度が低下して菌が呼吸困難になったり、タンパク質やDNAに傷が付いたり、壊れたりしてタイヘンなことになっています。
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MP3(1部/2.73MB)
2008年
12月27日更新
Chapter-223 アルツハイマー病に関する新たな発見
 アルツハイマー病は、もの忘れに始まり認知障害へと徐々に進行する病気で、世界保健機関(WHO)の調べによれば、その患者数は世界で約1,800万人とされており、高齢化が進む現代社会において重大な問題の1つとなっています。
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MP3(1部/3.12MB)
2008年
12月20日更新
Chapter-222 私達が春を感じる仕組み
 季節を感じるきっかけは食べ物です。人間は一年をとおしてさまざまな食料を入手することが可能ですが、野生の動物にとっては、食べ物の豊富な季節とそうではない季節があります。そのような環境で動物が確実に子孫を残すためには、食べ物の量にあわせた繁殖計画を立てる必要があります。つまり、食料が豊富な季節に出産や産卵を行い、生まれたばかりの子供が飢えないようにする必要があると言うことです。ですので、春に発情期になれば、食料としての昆虫がたくさん活動している夏から、植物が実を付ける実りの秋にかけて出産することが可能となりますので、その季節に生まれた子供は、それ以外の季節よりも食べ物に恵まれることになり、生き抜く確率が高くなります。
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MP3(1部/4.55MB)
2008年
12月06日更新
Chapter-221 サイエンスニュースフラッシュ 2008年11月号
・ワシントン州沖で海水の酸性化
・ヒトES細胞から機能する大脳組織を作り出すことに成功
・中国で世界最古のカメの化石を発見
・マンモスの再生
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MP3(1部/5.12MB)
2008年
11月29日更新
Chapter-220 惑星探査機ボイジャー2号末端衝撃波面通過
 NASAの惑星探査機ボイジャー1号に続いて、ボイジャー2号が末端衝撃波面を通過しました。末端衝撃波面というのは、太陽から噴き出した太陽プラズマが宇宙空間を満たす星間物質と衝突する場所のことです。太陽からは音速よりも速い速度で太陽風と呼ばれる電離した粒子、つまり太陽プラズマが噴き出しています。宇宙空間には星間物質があるのですが、太陽に近いところでは太陽プラズマの勢いが非常に強いので星間物質ははねとばされてしまうんです。ところが、太陽から遠く離れると太陽プラズマの密度が低下しますので、ある場所で太陽プラズマが星間物質を押しのけようとする力と、そうはさせないと星間物質が太陽プラズマを押し戻すバトルフィールドが現れます。これが末端衝撃波面です。
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MP3(1部/4.47MB)
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