ヴォイニッチの科学書 |
2009年 05月02日更新 | Chapter-236 レールガン実用化の歴史
レールガンはSFの世界ではしばしば未来兵器として登場します。レールガンという技術自体は兵器専用の技術というわけではないのですが、「銀河英雄伝説」「タイタニア」「機動戦士ガンダムSEED」などたくさんのSF小説やアニメで最強武器として登場しています。 | | |
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2009年 04月25日更新 | Chapter-235 ゴッホの絵画に隠されていた黒猫の発見
ゴッホです。ゴッホは1853年にオランダで生まれた画家です。ひろしま美術館が所蔵している「ドービニーの庭」というタイトルの絵はゴッホの死後描き直されている可能性があるということで、本当に改変されているのか、されているとすれば元の絵はどのようなものだったのか、それを調べた研究です。 | | |
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2009年 04月11日更新 | Chapter-234 バージェス頁岩発見から100年
バージェス頁岩というのはカナダのロッキー山脈にある中部カンブリア系と呼ばれる時代に属する地層で世界遺産にも登録されています。バージェス頁岩が何で有名かと言えば、その地層の中には地球の生物進化のターニングポイントとなる貴重な化石がたくさん含まれているからです。どんな風に貴重かというと、姿形が今の生物のどれとも似ていないような生物、たとえば、目が5つあったり、手の先に口があったり、どっちが上でどっちがしたかもよくわからなかったり、そんな生物がこの地球に生きていたという証拠が残されているんです。 | | |
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2009年 04月04日更新 | Chapter-233 宇宙に吠える巨大モンスター
太陽系が含まれる天の川銀河の中心には重さが太陽の約400万倍もある超巨大ブラックホール「いて座Aスター」があります。今回、すばる望遠鏡を使って観測を行った結果、巨大ブラックホールのごく近くで起きているフレアと呼ばれる爆発現象の様子が詳細にとらえられました。今後、更に詳細なデータの収集が計画されており、それらは銀河中心にある超巨大ブラックホールが形成されたメカニズムや、その周辺の宇宙空間はどうなっているのかについて情報が得られるかもしれません。 | | |
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2009年 03月28日更新 | Chapter-232 産総研が開発したHRPシリーズの最新型ロボット
独立行政法人産業技術総合研究所がこのたび発表した新型二足歩行型ヒューマノイドロボットHRP-4Cは、身長は158cm、体重は43kgで、関節位置や寸法は日本人青年女性の平均値を参考に、人間に近い姿形を実現しています。 | | |
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2009年 03月07日更新 | Chapter-231 他人の不幸は蜜の味
自分のお気に入りの持ち物の価値を自己分析する際、まわりの人間との比較によって、優劣を付けがちです。自分が関心を持っている、あるいは大切に思っている物について、より性能や品質の良い類似商品を他人が所有していると妬みが生じ、それを手に入れたいとか、他人がそれをなくしたり壊れてしまえばいいのにと思うことがあります。
そのような感情は脳の中で作り出される物ですが、「他人の不幸は蜜の味」が、脳の中のどのような神経がどのように活動して作り出されるのかについてはほとんどわかっていませんでした。 | | |
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2009年 02月28日更新 | Chapter-230 最近の宇宙の話題
・すばる望遠鏡が海の材料を発見したかもしれない
・世界初 人工衛星の出会い頭衝突事故
・宇宙ステーション長期滞在による骨への影響は深刻かもしれない
・地球のすぐ近くに小惑星があるのがまた見つかった
・日本初の無人補給機が公開されました | | |
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2009年 02月21日更新 | Chapter-229 ジョージ・ガモフの「不思議の国のトムキンス」
講義を聴いていたはずのトムキンスさんはいつの間にか眠ってしまっていたようで、ふと目を覚ますとバス停のベンチに座っていました。すると、遠くから自転車に乗った紳士がこちらに向かって近づいてきます。その自転車が近づくにつれてトムキンスさんは驚いて目を見張りました。自転車に乗っている人は自転車ごと進行方向に圧縮して平べったくなっていたのです。
街の時計台の鐘が鳴りました。時刻は午後5時です。その人は、時間に遅れていることに気がついたのか、ペダルをこぐ足に力を入れました。そうして自転車が加速すると、なんとその人の厚さはさらに薄くなり、ついにトランプの絵札から切り取った人物のように薄っぺらになってトムキンスさんの前を通り過ぎていきました。 | | |
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2009年 02月14日更新 | Chapter-228 ヒラメとカレイの目の位置を決定する仕組み
ヒラメとカレイは学術的にはどちらもカレイ目という同じグループにまとめられる魚です。カレイ目に属する魚の特徴は体の左右の非対称性が著しいことです。「左ヒラメに右カレイ」といわれるように、ヒラメもカレイも両目が体の片方についており、体の色も右半分と左半分で異なっています。実は、ヒラメもカレイも生まれたばかりの小魚の時までは普通の魚と同様に体の両側に目があるのです。それが、変態期と呼ばれる仔魚中期になると成熟とともに眼球が顔の上を移動して体の片面に並び、その後に体の色も目のある方は黒っぽい色、反対側は白っぽい色に変化します。 | | |
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2009年 01月31日更新 | Chapter-227 シャドーバイオスフィア
様々な天体観測の結果から、多くの科学者は地球外生命は存在すると考えています。つまり、宇宙で生命が誕生するチャンスは必然と呼べるほどたくさんあると考えられているのです。さらに考えを発展させて、地球のような環境があれば容易に生命が生まれうるとするならば、地球で何度も生命が生まれても良いじゃないか、と考えることもできます。
それらの私達とは異なる経緯で誕生した生命は、私たちとは全く異なる生命の仕組みによって生きているかもしれません。そのような私たちとは根本的に異なる生命のことを「異質生命体」とよび、それらの生態系をシャドーバイオスフィアといいます。 | | |
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