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2003年 03月10日更新 | 2月22日、NASA の探査機パイオニア10 号からの最後の信号が届けられました。1972年に打ち上げられ、設計年数を大きく超えて打ち上げ以来、
実に30 年以上にわたってデータを送り続けたことになります。今週はこのパイオニア10号の輝かしい経歴を紹介します。 | | |
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2003年 02月24日更新 | 世界で始めてのクローン哺乳類となった羊のドリーがウィルス性の肺がんに罹患し、わずか6歳で安楽死となりました。
ドリーは1996年に、成長した羊から取り出した乳腺細胞の細胞核を使って誕生し、その後のクローン動物づくりの先駆けとなった。
1998年にはボニーというメスの羊を産み、クローン動物も子孫を残せることを証明しました。しかし、2001年末ごろから、左後ろ脚に高齢の羊によく見られる関節炎の症状が出るなどして、すでにしられていたテロメアの短縮ともあわせて、クローン動物は親と同じ年齢に加齢した状態で生まれるのではないかとの可能性が指摘されていました。
生まれ付いての加齢と今回の疾病の原因は今後の解剖の結果が発表されることを待たなければなりませんが、クローン技術を安易に人間に適用しようとする風潮に警鐘を鳴らすものといえます。 | | |
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2003年 02月17日更新 | | | |
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2003年 02月10日更新 | ・秀才マウスが誕生
・感情を治療して肥満を防止
快い刺激を与える物質をマウスの脳に駐車するとそのマウスが食べるラードの量が6倍にも増えました。ラードはマウスの大好物で心地よいという感情が食事の量を増やしたことを意味しています。逆に、マウスの快感中枢の働きを抑制してやるとえさを食べる量が著しく減少しました。この仕組みを利用して肥満を治療する薬を開発することができるかもしれません。 | | |
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2003年 01月27日更新 | ・おもりを持ったら遠くへ跳べる??
おもりを両手に持って反動をつけるとジャンプ力が5〜7%も跳躍力が増すという報告がありました。けど、これって??
・あたかも熱転写プリンターのような仕組みで細胞を転写することにアメリカ海軍研究所が成功しました。この技術は外科手術後の縫合に応用できるかもしれません。 | | |
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2003年 01月20日更新 | ・ハッブル宇宙望遠鏡の10倍の解像度を持つ電波望遠鏡うを建設して第二の地球を探す国際プロジェクトに日本も参加を決定
・色に疎い生活をしていると白黒の夢を見るようになるという研究成果が発表されました | | |
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2003年 01月13日更新 | ■サイエンスコミュニケーションとは?
私たちは今年も科学のオーケストラとして科学する心をはぐくむ番組作りを続けます。
■活動している最中の脳の観察に成功
アメリカの2つの研究グループが傾向色素を遺伝子組み換えで脳に組み込んだマウスを使って活動している脳を観察する技術を開発しました。脳が思考する際にニューロンがどのような変化を見せるかはいまだ解明されておらず、今回の研究成果は脳の機能と思考のメカニズムを研究するために非常に有効なツールとなることが予想されます。
■土星の衛星タイタンで雲を発見
土星の衛星タイタンにはメタノールでできた雲が発生し、気流によって惑星大気中を移動していることがわかりました。これは地球の水循環に似た蒸発→雲→降水のサイクルがタイタンにも存在していることを示しています。 | | |
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2002年 12月16日更新 | ・妊娠前後の飲酒が乳幼児の突然死の危険を高める「乳幼児突然死症候群」について
・人類の祖先はアフリカの東海岸地方だけでなく、アフリカ全土に広く居住していた可能性がある
・腰痛持ちの夫に対しては優しくしないのが妻の優しさ | | |
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2002年 12月02日更新 | 獲得形質の遺伝に関する新しい考え方
祖父が飽食ぎみだと、その孫の健康が損なわれるかもしれないという研究結果が発表されました。この研究では、食習慣という獲得形質が遺伝子変異を伴わずに子孫に影響することが示唆されています。
孫が糖尿病で死亡する率は、十分な量の食事をしていた祖父がいる場合に4倍高く、祖父が飢饉に苦しんでいると、その孫たちは、心臓病による死亡率が低いことが調査で判明しました。 | | |
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2002年 11月18日更新 | 料理人を泣かせるタマネギの酵素(ハウス食品工業の研究)
Nature 419, 685 (2002)
タマネギを切ると、目や鼻にツンときて涙を出させる「催涙因子」が放出されますが、この因子はタマネギ特有の香味物質であり、タマネギが健康に良いといわれる理由となる物質をつくり出す生化学反応経路で自発的に生成すると推測されてきました。
したがって、この因子を取り除くような遺伝子操作を行うとタマネギの味は損なわれ、健康への効果も失ってしまうと考えられてきましたが、このたびのハウス食品工業の研究で涙を催す因子は、タマネギの味や効能とは関係の無いルートで作られていることがわかりました。
この成果を利用すると、味や健康への働きはそのままで涙の出ないタマネギを作ることも可能となりそうです。 | | |
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