ヴォイニッチの科学書 |
2004年 12月11日更新 | Chapter-52 シリーズ今週の人工衛星「超高速インターネット衛星WINDS」
WINDSはJAXA宇宙航空研究開発機構と独立行政法人情報通信研究機構が共同で開発を進めている人工衛星で、打ち上げは2005年度に国産H-IIAロケットによって行われる予定です。この人工衛星を用いることによって地上に通信基地を作ることなく高速な情報のやりとりを可能にし、日常はもちろん、災害時においてさえいつでも、どこでも高速通信のサービスを受けることができる社会の実現に必要な技術の開発、実証を目的とした人工衛星です。 | | |
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2004年 11月20日更新 | Chapter-51「ビールに放射線防護作用が」
1982年に東京大学出版会から発行された書籍「医師の証言 長崎原爆体験」にお酒を飲むことにより原爆被爆後の病体が良くなったという記載があります。またチェルノブイリで発生した原発事故の際にもそのような噂が広まりました。ビールが放射線から体を守るのかもしれないというこの説について東京理科大学と放射線医学総合研究所の研究チームが科学的な考察を加え雑誌アイソトープニュース2004年11月号で結果を報告していますのでこの記事を今週は紹介します。 | | |
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2004年 10月30日更新 | Chapter 50
2004年ノーベル賞自然科学分野
□医学生理学賞
においを感じるメカニズムの解明。におい分子の受容体を遺伝子レベルで解析。
□物理学賞
素粒子を結びつける「強い力」の不思議な性質の実証
□化学賞
体内で不要になったタンパク質を分解するメカニズムの解明 | | |
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2004年 10月23日更新 | イギリスの科学雑誌「Nature」から恐竜についての記事を4つ紹介します。 | | |
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2004年 10月09日更新 | Chapter-48「宇宙旅行がまた一歩近づいた」
2004年6月21日、民間企業の宇宙船が初めて宇宙空間に到達しました。これまで宇宙開発は1961年に旧ソ連のボストーク1号が人類初の有人宇宙飛行に成功して以来、国家の手によって行われるのが常でしたので、今回民間企業が宇宙飛行に成功したという快挙は今後の宇宙観光時代の幕開けといってもよい出来事といえます。 | | |
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2004年 10月02日更新 | Chapter47 「遺伝子治療とは?」
人間の遺伝子に関する知識の蓄積に伴い、ある種の疾患はその人の遺伝子に異常があることが原因であることがわかってきました。通常行われる対症療法ではなく、正常な遺伝子を補充することによって異常ない電子をフォローし、その疾患を完治させるのが遺伝子治療です。今週は遺伝子治療の歴史と治療方法などについて解説します。 | | |
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2004年 09月25日更新 | Chapter 46 太陽系外惑星を探す
「私たちはこの広い宇宙でひとりぼっちなのだろうか?」という究極の命題の答えを求めて人類は様々な方法で太陽系外惑星を探していました。もちろんそれは地球外生命を探し出す第一段階として地球型惑星を広い宇宙のどこかに見つけようという試みです。
(1)恒星のまわりのチリの雲を探す、(2)惑星の公転による恒星のふらつきを検出する、(3)惑星による「食」を観測する、主にこの三つの方法によって 1992年に初めて太陽系外惑星が発見されて以来12年が経過し現在120個以上の太陽系外惑星系が発見されています。 | | |
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2004年 09月18日更新 | Chapter-45「始祖鳥は空を飛べたのか」
始祖鳥は1861年に化石が初めて見つかった鳩と同じくらいの大きさの古代の生き物で、鳥類のように羽毛のある翼を持ち、は虫類のような歯と、骨のあるしっぽを持っています。鳥の特徴とは虫類の特徴を併せ持った始祖鳥は鳥の進化の過程を説明する生き物であるといえます。というのも恐竜の仲間の一つが進化して鳥になったと現在は考えられているからです。
今回、化石の頭部をX線CTでスキャンすることにより、始祖鳥の脳は現在の鳥類に非常に近いことがわかり、始祖鳥は空を飛んでいただろうというこれまでの予測をさらに支援する結果が得られました。 | | |
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2004年 09月04日更新 | Chapter-44 反物質
宇宙戦艦ヤマトに登場した反物質の宇宙が存在するのかどうかは、宇宙の進化とその過程での素粒子現象のモデルによって違ってきます。少なくとも宇宙が誕生したときには粒子と反粒子は同じ数だけ存在したと思われていますので可能性としては反物質の宇宙は存在するかもしれません。この点については今なお素粒子物理・宇宙物理での大きなテーマの一つとなっています。 | | |
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2004年 08月07日更新 | Chapter-43「遺伝子操作で浮気な男が誠実な男になるかも」
依存症や報酬への欲求を制御している領域である前脳腹側領域のバソプレッシンV1a受容体発現量を増やした乱婚型のアメリカハタネズミは、不特定多数の雌を追わずに自分のパートナーの雌と共に過ごす時間が長くなったことが報告されました。このことは、脳内へわずか一遺伝子を導入するだけでその生き物の社会的行動形態が変わることを示した驚くべき研究です。 | | |
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